グルタミン酸ナトリウムは、化学調味料の成分でグルタミン酸と金属の一種ナトリウムを混ぜた化合物です。
天然素材のグルタミン酸とは違い、グルタミン酸ナトリウムはグルタミン酸に、水に溶けやすいナトリウムを加え、体内で分解せず直接入ります。
グルタミン酸ナトリウムは、興奮性のある毒を持ち脳神経を破壊します。
グルタミン酸ナトリウムを摂り続けていると、認知機能を低下させます。
認知症の予防・改善は神経毒グルタミン酸ナトリウムを摂らないこと
グルタミン酸ナトリウムは興奮性のある神経毒で脳を破壊します。
認知症の人はもちろん、子どもも大人もみな避けるべきものです。
摂取量が蓄積すればするほどリスクが高くなります。
正しい知識を持って、認知症になるリスクを避け認知症の改善のためにも、神経毒グルタミン酸ナトリウムを摂らないことが重要になります。
神経毒グルタミン酸ナトリウムは認知症になるリスクを高める
グルタミン酸は神経伝達物質である一方で、興奮毒素を持っています。
脳に過剰なグルタミン酸が存在すると、神経細胞が死滅し、認知機能を低下させ、認知症を発症させます。
また、脳の慢性疾患にかかりやすくなります。
これらのリスクを考えると、溢れんばかりの現代食を安易に口にしていいはずがありません。
グルタミン酸ナトリウム(MSG)の持つ毒性を知り、自分自身や子どもや高齢者の脳を守る必要があります。
グルタミン酸ナトリウムのことなんて誰も何も言わないし、スーパーに行けばみんな買ってるし、国の規制だって特にないし、なんて言って食べ続けていると手遅れになります。
安い食品は危険 安い食品志向から自然食品へ転向する考え方
神経毒を持つグルタミン酸ナトリウム
われわれ人間の脳では神経伝達物質として、非必須アミノ酸の一種グルタミン酸を利用して、その神経伝達を行っています。
グルタミン酸ナトリウムは、興奮性の神経伝達物質です。
人間が何かを考えたり、からだを動かしたりするとき、脳はたくさんの神経細胞で作るネットワークで情報を処理し指示を出します。
神経細胞(ニューロン)は樹状突起というのがあり、シナプス間隙を伝わって、電子回路のようなネットワークで繋がっています。
隣同士の神経細胞からの情報のやり取りを行います。
シナプスとは神経情報を出力する側と、入力される側の間の情報伝達のための接触部分です。
どのシナプスも、伝達の効率はみなバラバラで、その人の経験や体験の度合いにより、シナプス同士の情報のやり取りがされます。
グルタミン酸ナトリウムの神経毒の興奮性とは
興奮毒性とは、グルタミン酸の過剰な刺激により神経細胞が興奮し、神経細胞が損傷・死滅してしまうことをいいます。
グルタミン酸の過剰分泌により、神経細胞の損傷、細胞死や鬱、統合失調症、てんかん、パーキンソン病、ADHD、アルツハイマー病などの精神疾患にかかりやすくなります。
肌や腸は細胞が入れ替わりますが、神経細胞は入れ替わり、再生も新生もできないといわれています。
神経細胞を損傷・死滅させるような行為、グルタミン酸ナトリウムの摂取を避けるべき化学物質です。
加工食品のアミノ酸は神経毒グルタミン酸ナトリウム
特に注意すべきなのは、食品添加物や化学調味料、うま味調味料などに含まれるグルタミン酸ナトリウム(MSG)、加工食品の調味料(アミノ酸)と表記されている食品です。
天然由来から摂るグルタミン酸を含む食品の過剰摂取はよくありませんが、一番危険なのは化学物質から出来たグルタミン酸ナトリウム(MSG)を含む化学調味料であり、これを含む加工食品全般やコンビニ、スーパーの弁当、惣菜、ファストフード、外食に使用されている調味料(アミノ酸)です。
これらの食品には十分注意し、危険視する必要があり、むしろ避けるべき食品です。
グルタミン酸ナトリウムMSGは脳血液関門を通過する
弘前大学のラットを使った研究では目の障害が確認されたとのことです。
分子量が小さいことから胎盤を簡単に通過します。
神経毒性ですので、脳の発育障害を起こす可能性があり、海馬を刺激して味がよくわからなくなることもあります。
また、グルタミン酸ナトリウムは血液脳関門を通過するともいわれます。
他の動物実験でも肝臓、脳下垂体、卵巣、子宮、副腎、ホルモン異常が認められています。
アメリカでは離乳食への使用が禁止されています。
二歳未満の子どもにグルタミン酸ナトリウム(MSG)を摂取させることは、脳の障害リスクは高まり危険です。
原材料名アミノ酸は神経毒グルタミン酸ナトリウムのこと
味の素やうま味調味料と称する化学調味料以外にも、グルタミン酸ナトリウムを含む加工食品も数多く販売されています。
加工食品の原材料名にアミノ酸と表示されているものは、中身はすべてグルタミン酸ナトリウムが入っています。
それ以外に核酸、有機酸、無機塩これらの4つの化学調味料を配合しているものもあります。
原材料名にグルタミン酸ナトリウムとは表記せず、調味料(アミノ酸)と表記するのは、化学物質を使用しているマイナスなイメージを隠すためです。
調味料、冷凍食品、インスタン食品、ファストフード、コンビニ、スーパーの弁当・惣菜、お菓子、漬物など、身の回りに脳を破壊する神経毒素があることを忘れないでほしいと思います。
魚や肉を加工したものにも、神経毒グルタミン酸ナトリウムが使われていますので、原材料表示を確認するクセをつけてほしい思います。
グルタミン酸と神経毒グルタミン酸ナトリウムの違い
グルタミン酸とグルタミン酸ナトリウムは、構造が微妙に違いますが同じ作用をもたらします。
グルタミン酸の種類には以下の3つがあります。
- グルタミン酸
- グルタミン酸ナトリウム
- グルタミン塩
グルタミン酸とはからだを作る20種類のアミノ酸の非必須アミノ酸の一つで、細胞内で合成することが出来ます。
またグルタミン酸は天然の食品から摂取できます。
細胞内で合成出来るとはいえ、過信せず摂取することが望ましいです。
グルタミン酸を摂取できる食品は以下のようなものがあります。
【グルタミン酸を含む 植物性食品 mg/100g中】
- 昆布 2240mg
- 一番茶 668mg
- アサクサ海苔 640mg ※絶滅危惧種に選定され希少価値が高い
- トマト 260mg
- ジャガイモ 102mg
- 白菜 100mg
【グルタミン酸を含む 動物性食品 mg/100g中】
- チーズ 1200mg
- イワシ 280mg
- スルメイカ 146mg
- ほたて貝 140mg
- バフンウニ 103mg
一方のグルタミン酸ナトリウム(MSG)とは化学的に合成された物質で、化学調味料や食品添加物として使用されています。
神経毒グルタミン酸ナトリウムの歴史
【1907年】
幼少の頃より料理に使われる昆布のだしに関心を持っていた池田菊苗教授は、だしの源は何かを探求します。
大学の実験室で、約38㎏もの昆布の煮汁を取りうま味の抽出実験を始めます。
国民の栄養不足を救うため、失敗を繰り返しては何度も抽出実験を試みます。
継続し続けた研究は遂に、昆布を煮出しした汁を煮詰め、不純物を取り除いたあと硝酸塩を入れることによりうま味の素であるL-グルタミン酸ナトリウム約30gを結晶として取り出すことに成功を果たします。
【1908年】
L-グルタミン酸を主要成分とする調味料製造法の特許を申請し特許登録をする。
正式に池田菊苗教授はグルタミン酸ナトリウムの発明者となります。
また池田教授は人間の味覚の甘味、酸味、塩味、苦味に新しい味覚うま味を生み出したともいわれています。
このLーグルタミン酸ナトリウムであるうま味成分は、日本の十大発明の一つといわれています。
舌の味蕾(みらい)にある感覚細胞に、グルタミン酸受容体が発見されました。
海外ではグルタミン酸ナトリウム(MSG)の化学調味料を「UMAMI」と表現され、世界共通認識されています。
このグルタミン酸ナトリウム(MSG)を、当時は鈴木製薬所の代表だった鈴木三郎助氏は、池田教授から事業経営を請け負い「味の素」という商品名で製造販売を事業として大きくしていき世界にも「UMAMI」であるグルタミン酸ナトリウム(MSG)を広めていくことになります。
神経毒グルタミン酸ナトリウムの原材料と製造工程
グルタミン酸ナトリウムMSGいわゆる化学調味料は、第五の味覚であるうま味を「味の素」という商品名で世界中に広まります。
研究当初のような昆布の煮出し汁からの抽出法では、生産が追いつきかなくなりました。
小麦のグルテンを酸による加水分解でのアルカリ中和による方法で、グルタミン酸ナトリウムを生産していましたが、製造費用が高く経営上採算が取れませんでした。
1963年から味の素社の東海工場で、石油を原料にし「アクリロニロリル」を作り、合成法によるグルタミン酸ナトリウムの生産を始めます。
合成法によるグルタミン酸の製造は成功し順調に生産を続けていました。
石油を原料にしたものを食品として扱われることに多くの議論があり、世間から非難されます。
1973年に石油による合成法のグルタミン酸ナトリウムの生産が中止されます。
1970年代当時小学校低学年だったわたしは、味の素を使うのは危険だと、回りの大人たちが言ってたのを記憶しています。
現在ではサトウキビなどの糖分の残りカスを原料とし、ミクロコッカス・グルタミカスという(グルタミン酸を発酵する菌)微生物の働きで、グルタミン酸ナトリウムにする発酵法で生産しています。
現代は加工食品であふれており、そのほとんどはアミノ酸と表記される神経毒であるグルタミン酸ナトリウムが含まれています。
今一度、普段食べている食品にグルタミン酸ナトリウム、アミノ酸表記の物はないか見直してみてください。
最後まで、この記事をご覧いただきありがとうございます。
またお会いしましょう。