高齢のお父さんやお母さんの介護に悩んだり、疲れたりしていませんか?
自分一人ですべてをやろうとしても介護者ご自身がつぶれてしまします。
家族同士で協力することも必要ですが、介護サービスを利用することで介護者の心身も守られます。
この記事は、介護保険を使った介護施設を利用するための、申し込みから介護サービスを受けるまでの流れについての内容です。
介護サービスを受けるための要点と予備知識
高齢者の親の介護に直面した時に、介護施設を利用して親を預けてようと思う人は、どれくらいいるのかと思います。
介護施設・デイサービス・要介護・介護保険、言葉は聞いたことはあるけど、どうやって利用するのかよく分からなくて戸惑うこともありますよね。
介護サービスを受けるまでの流れ
- 被介護者のお住まいの市区町村で要介護認定の申請
- 市区町村の職員がお宅を訪問し、介護サービスを受ける被介護者の日常における生活遂行機能などを調査
- コンピューターによる一次判定
- 主治医の意見書、保健、医療、福祉関係、学識経験者による二次判定
- 市区町村が要介護度を決定
- サービス計画書をケアマネージャーが作成
- サービスの利用開始
介護サービスを受けるまでの手順
要介護認定の申請をする
介護保険によるサービスを利用するには、介護保険被保険者証を持ってお住まいの市区町村で、要介護認定の申請を行います。
申請するのは本人または家族が申請する方法と、ケアマネジャーが代行で行ってくれるケースがあります。
要介護レベルを判定するための認定調査を受ける
調査は市の職員または委託を受けたケアマネジャーが、調査対象者のご自宅を訪問し調査を行います。
調査内容は、 身体能力、認知能力、BPSD(認知症の周辺症状)の有無、年齢、疾患、意欲、性別、居住環境など80項目をチェックします。
ご本人の日常生活の状況やご家族が介護される手間、日頃の苦労などを伝えてくださいね。
調査時は家族が立ち合う中で行われその後、かかりつけの医師・主治医に意見書を書いてもらいます。
認定調査による審査を判定してもらう
80項目のチェックシートの一次判定をコンピューターで判断します。
二次判定では次判定の結果と主治医の意見書を元に保健、医療、福祉関係の学識経験者による専門家が審査し介護認定結果を判定します。
認定結果を待つ
市区町村が、判定結果に基づいた要介護認定を行い結果が通知されます。
要介護認定を申請してから判定して結果が出るまで1~2ゕ月程度かかります。
要介護認定のレベルは要支援1、2、要介護1~5の7段階があります。
要介護認定のレベルによって介護サービスを受けられる内容が変わってきます。
介護・介護予防サービス計画書(ケアプラン)の作成を依頼
認定結果後、介護・介護予防サービス計画書(ケアプラン)の作成を依頼します。
要支援1・2と認定された方は、介護を受ける方の住んでる地域包括支援センターへ連絡し、介護予防サービス計画書の作成を依頼します。
要介護1以上と認定された方は、介護を受ける方の住んでいる居宅介護支援事業者へ連絡し、介護サービス計画書を依頼します。
介護サービの利用を開始
介護・介護予防サービス計画書(ケアプラン)に基づいた介護サービスの利用が可能になります。
・介護サービスの相談、ケアプランの作成
・自宅で受けられる家事援助等のサービス
・日帰りで行うデイサービス
・施設に入居して生活するサービス、または宿泊するショートステイサービス
・訪問介護、デイサービス、ショートステイを組み合わせた介護サービス
・介護用具を利用できるサービス
介護サービスを受ける手続き方法 まとめ
【介護サービスを利用するための流れ・まとめ】
1,介護保険被保険者証を持ちお住まいの市区町村で、要介護認定の申請を行う
2,身体能力、認知能力、BPSD(認知症の周辺症状)の有無、年齢、疾患、意欲、性別、居住環境など80項目による認定調査を受ける
3,認定調査による審査を判定後、認定待ち(認定結果が出るまで1~2ゕ月程度かかる)
4,介護・介護予防サービス計の作成を依頼
5,介護サービの利用を開始
介護サービスを受けるための申請から介護サービスを受けられるまでの流れです。
一人で高齢者を介護することには限界があります。
介護問題は一人で抱えるのではなく、身近にいる家族に協力してもらうことはとても大事です。
介護サービスを受けられるご本人やその家族の方に最も適する介護施設で、介護サービスを受けられることを願います。
END
最後までご覧いただきありがとうございます。
またお会いしましょう。