今回は著書「脳神経外科医が勧める 1日1食で頭脳明晰」を解説している動画の中の脳に与える影響について抜粋し記事にしています。
著書「脳神経外科医が勧める 1日1食で頭脳明晰」の解説動画はこちら
1日1食にすると脳にどのような変化が起こるのか、「脳神経外科医が勧める 1日1食で頭脳明晰」の著者は脳幹がもたらす役割が重要であると述べています。
1日1食で作り出すケトン体は脳機能を高める
1日3食って本当に必要でしょうか。
むしろ体に負担がかかり、内臓の不調や病気のリスクが高くなると言われます。
江戸時代までは1日2食が一般的でした。
明治時代以降、1日3食食べるのが習慣化され現代に至ります。
1日3食食べることは、むしろ食べた物が完全に消化吸収されない状態にあり、内臓は常に働き続け休むことができません。
1日1食にすることでケトン体がつくられ、脳の神経細胞が活性化し脳の機能が高まります。
【ケトン体3つの作用】
- 抗炎症作用
- 細胞におけるエネルギー産生を増やす作用
- 神経細胞死を抑制する作用
【ケトン体2つの利点】
- ケトン体は脳組織において脳由来神経栄養因子(BDNF)を増加させ新たな神経細胞を促進します。脳由来神経栄養因子(BDNF)とは脳の神経細胞の成長や新生を促すタンパク質
- ケトン体には抗炎症作用があり脳の中で起こっている炎症を鎮めます。
【ケトン体他の効果】
- ケトン体を作るために体脂肪が分解されるためダイエット効果にもなる。
- ケトン体は心臓や骨格筋のエネルギー源としても使われ、体を動かすための燃料としても役立つ。
1日3食の時の脳のエネルギー源はケトン体ではなくブドウ糖。
1日1食は総エネルギーの供給源におけるケトン体の割合は5%程度。
ケトン体の量が多いほど、脂肪が燃焼され、脳に良い影響がもたらされ健康効果がある。
ケトン体の2つの利点は、認知症の予防はもちろん認知症の人にとって朗報ですね
1日1食で、体内の脂肪酸が分解され、血中で作られるケトン体がエネルギー源になり、脳の神経細胞が活性化し脳機能が高まることは、認知症を改善させるための大きな役割を果たすのではないでしょうか。
1日1食にすると脳幹が活性化される
1日1食で脳幹を活性化させる
【動画の内容】
- 脳幹が正常に機能することで、ホメオスタシスも正常に機能し、体内環境を維持するための調節が行われる。
- 現代人は人間関係や仕事などのストレスで、脳が過剰に興奮したり、脳幹本来の働きが抑制され、脳幹の機能が鈍っている。
- 脳幹の機能が低下するとホメオスタシス(生体恒常性)のバランスが崩れ、自己治癒力が維持できない
- 1日1食は生命の危機とからだが認識し、ホメオスタシス(生体恒常性)のバランスを維持し、自己治癒力の機能が活性化される。
脳幹とホメオスタシスとの関係
【ホメオスタシス(生体恒常性)】
体の内外の環境が変化しても、体内環境を一定に保つように自動調整する生物に備わっている機能
【ホメオスタシスの4つの仕組み】
- 自律神経系
- 免疫系
- 内分泌系
- 脊髄・筋肉系
4つの仕組みに脳幹が指示を出す
脳幹は心臓の拍動・血液循環・呼吸・体温・ホルモン分泌・生殖などの生命活動に必要な必要な機能をつかさどる臓器です。
1日1食は自律神経を調整する
- 自律神経全体の活性度が低下脳幹も機能低下する。
- 自律神経全体の活性度が高まっていると脳幹も活性化する。
- 1日1食にすると睡眠時の自律神経の活性度が高まる。
- 眠っている間の自律神経は交感神経の過剰興奮を低下させ、副交感神経を上昇させる。
- 睡眠中の自律神経の自動コントロールで鈍っていた脳幹が活性化され、睡眠中に自己治癒力を高め体調不良を改善される。
- 1日1食は脳幹が活性し、生命維持に関わる脳幹の機能(心臓の心拍・血液循環・呼吸・体温・ホルモン分泌・生殖)が向上し健康を維持できる。
- 自律神経と脳幹は連動している。
睡眠時に脳幹が活性化され自然治癒力を高める。
1日1食無理なく食事量を減らし内臓への負担を減らす
著書「脳外科医が勧める1日1食頭脳明晰」を解説された動画をもとに”1日1食が脳に与える影響”の部分を抜粋し記事にまとめました。
わたしが1日1食を実践してみて感じたこと
- 睡眠時間が短くても質の良い睡眠が取れています。
- 思考しなくてもとっさに勘がさえ行動移すことが出来る。
- 白髪が出るのが以前より遅くなり、白髪になる範囲が少なくなった。
- 便通が良くなる
- 空腹になるほど体内が燃焼しケトン体が産生されている感覚を体感する。
個人のペースで1日1食を実践してみてください。
1日2食から始めるのもいいでしょう。
お腹が空いた時に食べるのスタンスが身体にとって一番ベストです。
時計に合わせて食べる必要はないのです。
むしろ内臓に負担がかかります。
高齢者は食べた物を消化する機能や代謝機能が低下しています。
食事を減らしケトン体をエネルギー源として作り出せば、脳の神経細胞が活性化し脳の機能が高まります。
ケトン体は認知症の予防・改善に役立ちます。
END
最後までご覧いただきありがとうございます。
またお会いしましょう。