食事を変えて認知症を改善させる方法 

肉 魚 種類豊富な野菜 果物 豆類 全粒粉のパン 牛乳などあらゆる食材の写真
肉 魚 種類豊富な野菜 果物 豆類 全粒粉のパン 牛乳などあらゆる食材の写真

認知症状が起こるのは脳機能の低下だけではなく、身体に異変が起こっているというサインでもあります。

認知症は身体全体の機能が低下しているため発症します。

正常に機能していれば認知症は改善します。

慢性的に起こる炎症により身体が正常に機能しなくなり認知症を発症してしまいます。

慢性炎症を引き起こす原因のひとつが食事です。

中でも食品添加物・砂糖・グルテンは3大慢性炎症を引き起こす食べ物です。

食事の摂り方を変えることで、内臓への負担が減り身体は正常に機能します。

認知症を改善させるには、身体に毒を入れないために、何を摂らないのか食事の摂り方を消去法の思考で実践することが大事です。

また偏った食事ではなく、季節の物や発酵食品、食物繊維なども是非摂ってほしいと思います。

この食事方法を実践していただければ認知症状は良い方向に向かっていきます。

認知症のご本人といつも支えているご家族が、安心して暮らせることを願います。

なぜ食事を変えれば認知症は改善されるのか

カットされた色とりどりの野菜の上に赤肉が載っている写真
カットされた色とりどりの野菜の上に赤肉が載っている写真

認知症になるのは脳だけの問題ではなく、身体の機能低下しているサインです。

認知症になった人の体内では炎症が起きています。

その炎症を起こす原因のひとつは食品添加物を摂取していることが挙げられます。

加工食品が溢れている現代では、スーパーへ行けば店に並んでいる食品の8割は加工食品です。

加工食品は安く買え経済的負担が軽くなり、時間や手間をかけず、すぐに食べられ便利な面があります。

ただ栄養面に関しては、身体に良いものとは言えません。

身体に入った添加物は分解することが出来ず、体内に蓄積され年月が経てば何かしら害を及ぼします。

今までの習慣から完全に添加物のない食生活にするのは難しいかも知れません。

しかし、認知症を改善させるためには炎症を抑えて身体の機能を正常に戻すことが基本になります。からだを炎症させる食品添加物の危険性

認知症状を改善させるために現代の食事情を知る

からだを炎症させる食品添加物の危険性

茶色の瓶の中の化学物質である粉をを横に傾け出している写真
茶色の瓶の中の化学物質である粉をを横に傾け出している写真

食品添加物の使用目的

加工食品の多くには必ず食品添加物が含まれています。

それは何日もおいても腐らないようにするための保存料や見た目をよくするための着色料や発光剤、味をそれ風にごまかすためのアミノ酸など、食感をよくするための増粘剤や安定剤などあらゆる手法で食品添加物を駆使し、いかにコストを抑えるかで加工食品が生産されています。

【食品添加物を使う目的】
・見た目を良くする
・食品を長持ちさせる
・水を加えて量増しをする
・食感・香りを良くする

食品添加物の種類

食品添加物は食品衛生法で指定添加物・既存添加物・天然香料・一般飲食物添加物の4つに分けられています。

■指定添加物
石油製品などを原料に化学的に合成されて作られた合成添加物で(ソルビン酸、キシリトールなど)

■既存添加物
植物・海藻・昆虫・細菌・鉱物など天然のものなど長年使用されてきたものは使用・販売などが認められている。(クチナシ色素、タンニンなど)

■天然香料
動植物から得られる天然の物質で食品に香りを付け

■一般飲食物添加物
一般に飲食物扱いでなおかつ食品添加物として使われているも(イチゴジューズ、小麦粉、寒天など)

【食品添加物の種類】
・指定添加物 約476品目
・既存添加物 約357品目
・天然香料  約600品目
・一般飲食物添加物 100品目

食品添加物の危険性

魔女の絵が描かれた木目の板に赤の禁止マークが描かれた写真
魔女の絵が描かれた木目の板に赤の禁止マークが描かれた写真

多くの添加物は石油・化学合成で作られています。

脂肪・細胞膜・脳細胞は脂肪の塊で出来ていて、脂溶性の添加物は体内で分解することができません。

それが体内に蓄積されてもすぐに影響が出るわけではなく、何年後に何かしらの影響が出る恐れがあります。

国が定めるの食品添加物は本当に安全性なのか

食品添加物の安全性については、評価機関である食品安全委員会が動物を用いた毒性試験結果、科学的なデータに基づき健康への悪影響がないと「一日摂取許容量」を設定しています。

「一日摂取許容量」とは、人が一生涯にわたり毎日摂取しても健康上悪影響がないと推定される化学物質の最大摂取量なのだそうです。

実際に加工食品などを食べその中に含まれる食品添加物の量をわたしたちは知ることは出来ません。

年間どれくらい食べている加工食品に含まれる添加物のことを記録している人はいないでしょう。

食品添加物の危険性について動物実験を行った結果であり、人間を対象にした試験は行われていませんので必ずしも安全とは言い難く信用に値しません。

日本と世界の食品添加物の比較

ヨーロッパを中心とした地図
ヨーロッパを中心とした地図

日本が食品添加物を認可している数は、世界中の国と比較して最多です。

日本では食品衛生法に基づいた指定添加物・既存添加物・天然香料・一般飲食物添加物などの食品添加物は合わせて約1529種類もあるのに対し、アメリカ約133種類・ドイツ約64種類・フラス約32種類
イギリス約21種類となっています。

この数字からも分かるようにヨーロッパ諸国は食品品添加物に対する規制は厳しです。

世界中では食品添加物は危険であるという認識を持ち、食品添加物の使用を減らしました。

世界各国が食品添加物を使わなくなったことで在庫が余り、在庫処分のため日本が買い取ったという背景があります。

また、食品メーカー企業が利益を得るためには、食品添加物はコストを低く抑えることができます。
食品メーカー企業にとって添加物はなくはならないものだどいえます。

添加物は企業の利権のためであり、わたしたちの身体のことなど何ひとつ考えてはいないということが分かります。

食品添加物の毒性

いくつかの添加物を挙げてその添加物の毒性を列挙していきたいと思います。

グルタミン酸ナトリウム(化学調味料・アミノ酸)
スーパーの棚に並んでいるインスタントラーメンの写真
スーパーの棚に並んでいるインスタントラーメンの写真

グルタミン酸ナトリウムはほとんどの加工食品に入っている食品添加物です。

原材料表記にはアミノ酸または化学調味料などと記されているものです。

グルタミン酸ナトリウムは諸外国ではMSGといわれ使用禁止となっている化学物質です。

グルタミン酸ナトリウムMSGには興奮毒性があり脳神経を破壊し・発ガン性があります。

世界中で使用禁止するのは当然のことと言えますが、なぜ日本ではMSGグルタミン酸ナトリウムの使用を禁じないのでしょうか。

グルタミン酸ナトリウムを取り扱う企業や食品メーカーにとって不都合が生じるからです。

つまり、そこには利権が絡んでいるからなのです。

ポテトチップスなどのお菓子類やインスタント食品、冷凍食品、醤油などの調味料などほとんどの加工食品にはグルタミン酸ナトリウム(化学調味料・アミノ酸)が使用されています。

グルタミン酸ナトリウムは調味料で使われているうまみ成分ともいわれる化学調味料も同じです。

果粒の○○だしや瓶に入った白い果粒のも同じものです。

興奮毒性を持つグルタミン酸ナトリウムは脳を破壊する

着色料

■タール色素
体内で分解されにくい化学物質であり、発ガン性や遺伝子への影響、妊婦中の胎児の奇形などが懸念されます。

タール色素の種類によってはアレルギーを起こしたり注意欠陥・多動性障害の原因になるといわれています。

たとえば、アイスキャンディは色鮮やかなものが多々ありますね。

たくあんはまさに黄色の色素を使っていますし、紅ショウガや福神漬け、魚肉ソーセージに至っては赤色のタール色素が使用されています。

加工された数の子やウニにも着色料が使用されています。

■コチニール色素
中南米のサボテンに寄生するエンジ虫という昆虫をサボテンで養殖し、コチニール色素を抽出しています。

天然のものとはいえ虫から抽出したものを口に入れるのには抵抗感を拭えません。

コチニール色素はアレルギー反応を引き起こすといわれています。

かまぼこ、カニかまぼこ、ハム、ソーセージ、ベーコン、かき氷のいちご、いちごジャムなど赤とかピンクっぽい色のものはコチニール色素が使われています。

■カラメル色素
ブドウ糖や砂糖などの糖類やデンプンの加水分解物・糖蜜などを加熱処理しています。

市販のカレールウやコーラやお菓子など茶色っぽいものに使われる原材料表示ではよく見られる添加物です。

カラメル色素にも発ガン性があるといわれています。

亜硝酸ナトリウム
食パンにハム、チーズ、ミニトマトが載ってるサンドイッチの写真
食パンにハム、チーズ、ミニトマトが載ってるサンドイッチの写真

ハムやソーセージ、イクラ、たらこ、すじこなどの魚卵などの色を保たせるための発色剤として使われています。

食肉製品を鮮赤色に保たせたり、ポツリヌス菌の繁殖を抑える効果もあります。

亜硝酸ナトリウムは食肉に含まれるアミンという物質と結びつくと発ガン性のあるニトロソアミンに変わり過剰な摂り過ぎは危険です。

ハムの製造工程では豚肉に糖類や添加物に水溶液を注入しカサ増ししている点も危険視しなければいけません。

亜硝酸は唾液に多く含まれるという観点から、亜硝酸ナトリウムを問題視するほどのものではないという説もあるそうですが、自然のものではないので避けることに越したことはありません。

安息香酸ナトリウム

安息香酸ナトリウムは食品添加物の中でも危険と言われています。

安息香酸ナトリウムは食品の腐敗を防ぎ、カビや細菌が増殖するのを防ぐための保存料として多くの食品に使われています。

清涼飲料水の製造過程で安息香酸とアスコルビン酸との反応でベンゼンという中毒性物質が生成されます。

ベンゼンは吐き気や嘔吐、頭痛、めまい、貧血や白血球減少などの造血障害、発ガン性や白血病など重症になるも場合もあります。


また、皮膚に触れると皮膚炎や水疱が出たり、意識障害、痙攣などが起こる可能性があります。

醤油、清涼飲料水、シロップ、キャビア、果実ペースト、果汁、マーガリンなどの食品に使われています。

ベーキングパウダー
大皿に載っているチョコクッキーなどの焼き菓子の写真
大皿に載っているチョコクッキーなどの焼き菓子の写真

ベーキングパウダーといえば膨張剤のことで、お菓子を作る時に使用しますね。

市販のお菓子やケーキやホットケーキミックス、お弁当の天ぷらの衣や肉マンなど膨らますために使われます。

その他にも黄色い色を出し弾力性を出すのラーメンにも使われています。

ベーキングパウダーにはミョウバンといわれる硫酸アルミニウムカリウムと硫酸アルミニウムアンモニウムがあります。

ベーキングパウダーはたくさん種類があり、ケーキやお菓子にミョウバンが使われている可能性があります。

ベーキングパウダー・膨張剤に含まれるミョウバンはアルミニウム化合物です。

アルミニウムの過剰摂取すると神経系に影響しアルツハイマーや精神・神経疾患になるリスクがあります。

認知症の人はできるだけ避けなければいけない添加物です。

また、生殖・腎臓・膀胱に影響しまだ発育段階にある子どもへの神経系への影響が懸念されています。

発育段階の子どもや認知症の人はもちろん菓子パンやケーキ、お菓子などは控えてほしいと思います。

リン酸塩

リン酸塩はかまぼこやウインナーなどの練り物、お菓子、イーストフードとしてパン類、かん水としてラーメン、チーズの乳化剤や食品の変色を防するためなどに使われます。

骨や歯はカルシウムとリンで出来ています。

リンはバランスの良い食事で摂取することが出来ます。

添加物によりリンは過剰摂取するとカルシウムの吸収が悪くなり、骨粗鬆症になり兼ねません。

また、リンの過剰摂取はマグネシウムのが不足を招き神経過敏症・筋肉の痙攣・うつ病・不安感・集中力の低下・神経疾患・虚血性心疾患を引き起こすリスクがあります。

化学的に作られた食品添加物は約1500種類以上ものあり、どれも身体には入れてはいけないものばかりです。

本来人間の身体に入れるべきものでないことを認識して、日頃の食事を心がけてほしいと思います。

糖質を正しく摂る

タイヤが付いた脳みそを車にたとえにガソリンを注入する男の人のイラスト
タイヤが付いた脳みそを車にたとえにガソリンを注入する男の人のイラスト

糖分は人間の脳や筋肉を動かすエネルギー源で欠かせないものです。

その摂り方を間違うと病気になり精神を不安定にさせてしまいます。

ミネラルやビタミンを含む食べ物の糖質でゆっくり時間をかけて体内で吸収される間糖質が人間のエネルギー源になるのであり、白砂糖など精製された糖を摂っても人間のエネルギー源にはならないのです。

白砂糖の毒性

白砂糖の何が悪いのか。

砂糖は原料とするサトウキビを不純物を取り除くまで何度も繰り返し白砂糖という化学物質に仕立てあげます。

精製された砂糖にはアミノ酸やミネラルなどの栄養分はなく、サトウキビの生きた自然の命は跡形もありません。

砂糖を作る工程は麻薬や覚醒剤と同じ工程であり、精製された砂糖は麻薬・覚醒剤と同一なのです。

精製された糖が及ぼす害

白砂糖が盛られている毒をイメージさせる写真

砂糖はモルヒネやヘロインと同様に脳内麻薬を分泌されます。

脳内麻薬とは脳内神経伝達物質のこと脳内で分泌されるホルモンのことをいいます。

砂糖を摂取することにより脳内麻薬の一種でもあるエンドルフィンが分泌され脳の快感中枢が刺激され高揚感が高まります。

甘いものを欲する人はこの罠にハマってしまい糖質依存症になってしまいます。

精製された糖を摂取し続けると思考力が低下し正常な行動が出来なくなったり、集中力がなくなったり、攻撃的な性格になるなど脳への影響が懸念されます。

ウイルスや細菌にもかかりやすくなったり、アレルギーやアトピーになるなど免疫力が低下します。

またガンになるリスクも高くなります。

砂糖を摂り続けるとあらゆる病気の温床になりますし、脳機能は低下し認知症になるリスクは高くなります。

お菓子・砂糖の依存症マイルドドラッカーは認知症予備軍

直接糖と間接糖

糖には直接身体に吸収する直接糖とビタミンやミネラルを含む糖質を食べ物で摂取する間接糖があります。

白砂糖を摂ると直接体内で吸収され血糖値も急に上がります。

白米や小麦も精製されたものなので直接糖の部類に入ります。

玄米、イモ類、根菜類などの間接糖は体内でゆっくり時間をかけて分解され糖質が吸収されていきます。

本来の人間の身体は直接糖を摂取するようには作られていないので、間接的に糖質を摂取することは極自然なことです。

身体に直接吸収されるのは白砂糖の他三温糖、黒砂糖、はちみつ、てんさい糖、グラニュー糖、メープルシロップ、人工甘味料など精製されたものは同じ部類になります。

加工食品に含まれる果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖も同じく直接身体に吸収されます。

正しい糖質の摂り方

茶碗に盛られた玄米ご飯のアップの写真
茶碗に盛られた玄米ご飯のアップの写真

白砂糖などの精製された直接糖から糖を摂取せず、玄米や白米、イモ類、根菜類から糖質を取ることが重要になります。

精製された砂糖は家に置かないことをおすすめします。

砂糖がなくても料理は出来ますしその方が美味しいし、何より身体の機能を正常に保つことができます。

白米や玄米を主食とし、うどんやラーメン、パスタなどの炭水化物の大好きな日本人にとっての糖質の摂り過ぎに気を付けなければいけませんね。

食事を摂る際は主食である炭水化物は控えめにして、いろいろな食材を使ったおかずを取り入れるのが理想的な食事方法です。

最近の果物は甘味が増しているものが多いように思います。

果物の摂り過ぎは白砂糖のように血糖値を急激に上げないにしても糖質が多い分血糖値の上昇を気にする必要があります。

果物の摂り過ぎには注意したいところです。

糖質の過剰摂取はアミロイドβが蓄積し認知機能を低下させる

ネバネバ系の多糖類を摂る

同じ糖類でもムコ多糖類というのがあります。

ムコ多糖は身体の結合組織内で高い保水性があり、体液に独特の粘性と潤滑があり全身の体液量を調整します。

また、免疫力を高めたり血糖をコントロールし細胞の老廃物を排出し新陳代謝を促します。

ヒアルロン酸が豊富に含まれているので、弾力のあるお肌を保持できアンチエイジングにもなりますね。

植物では納豆や山芋、サトイモ、オクラなどがあります。

動物食では若鳥のスープ、あひるの皮、牛筋や内臓の煮込み、牛の軟骨、アンコウ、ハモ、ドジョウ、ウナギ、ナマコ、カレイ、ヒラメ、アワビ、牡蠣、ふかひれ、スッポン、サメの軟骨、つばめの巣などがあります。

珍しいものが出てきましたが、是非積極的に取り入れてみたい食材ですね。

グルテン摂取を控える

焼きたて食パン一斤を4切スライスた写真
焼きたて食パン一斤を4切スライスた写真

グルテンも身体に炎症を起こす原因のひとつです。

グルテンとはグリアジンとグルテニンが繋がったタンパク質です。

腸は食べたものの毒素や微生物が体内へ侵入するのを防御するバリア機能を持っています。

グルテンを摂取すると腸壁を傷つけ、本来吸収されないぺプチドタンパク質が血中へ吸収され、腸に穴が空き全身に炎症反応を起こします。

これはリーキーガット諸侯群といわれるものです。

腸は見たことのないものが侵入してきたことで免疫細胞はパニック状態になり血中に侵入してきたタンパク質を攻撃します。

それが原因で全身の細胞や血中で炎症反応が起こるというわけです。

グルテンによる炎症反応で喘息・花粉症・アトピー・膠原病・クローン病・うつ・ノイローゼ・自閉症・糖尿病・心臓病・肝障害・脳卒中・妊娠障害・肥満などリーキーガット諸侯群はさまざまな病気の温床になります。

うどん、パスタ、パンなどの小麦製品にはグルテンが含まれています。

古代からある小麦は品種改良され続けた結果グルテンの量が増えたという歴史的背景があります。

認知症の人は麺類やパンが好きで毎日食べる人も多いようです。

少しずつ食べる量を減らしていけば体内の炎症が抑えられ、認知症状の改善が見えてくるでしょう。

腸もれ脳もれの原因となるグルテンは認知症を引き起こす

大量生産されるサラダ油は危険

遺伝子組み換えをイメージしたいびつなトウモロコシの写真
遺伝子組み換えをイメージしたいびつなトウモロコシの写真

内臓脂肪・皮下脂肪・神経細胞・神経組織・細胞膜も油脂で作られていますので、身体を構成する大事な組織を守るためにも、良質な油脂を摂取することはとても重要です。

安い油の原料と製造方法

スーパーで売られいる大量生産された油の品質は良いとは言えません。

日本では植物を原料にした油を総称してサラダ油という名称で売られています。

サラダ油に使われている原料は、大豆や菜種やトウモロコシでその約90%以上は海外から輸入された遺伝子組み換え作物です。

その製造方法は神経毒性のあるノルマルヘキサンという有機溶剤といわれる劇薬を使用し抽出しています。

その後の製造過程では他にリン酸・苛性ソーダ・活性白土・クエン酸・シリコーンなどの化学物質を使用しサラダ油は製造されています。

サラダ油はそもそもの原料が遺伝子組み換え作物であり、その製造過程は不純物を取り除く精製されたものでしかも化学物質を入れて製造しています。

サラダ油を安価で購入できるのは遺伝子組み換え作物を原料をし、さまざまな化学物質を使用しコストを抑え手間ひまかけず大量生産しているからです。

トランス脂肪酸の危険性

トランス脂肪酸の代表入マーガリンの写真
トランス脂肪酸の代表入マーガリンの写真

化学物質を使って製造された油にはトランス脂肪酸という毒が生じます。

日本はトランス脂肪酸の規制をしておらず、マスコミやメディアもその問題を大きく取り上げることがなく広く知られていないような印象を受けます。

スーパーで売られているものだから、大手企業が販売しているものだから、みんな買っているから安心、安全なものであるという保障はありません。

トランス脂肪酸は糖尿病、高血圧、コレステロール疾患、心臓疾患、ガン、アレルギー、うつ、リウマチ、歯科疾患、骨粗しょう症、慢性疲労など病気になるリスクがあります。

トランス脂肪酸はマーガリン、ショートニング、お菓子、パンなどにも含まれています。

外食をする場合においてもトランス脂肪酸を含む油を使用しているお店は多いと思います。

また、スーパーやコンビニのお弁当やお惣菜などもほとんどがトランス脂肪酸を含む油を使用しています。

スーパーで売られているサラダ油より値段は高くなりますが、原材料が安全で一番圧搾搾りの良質な油を選んで使用することをおすすめします。

インターネット通販では良質な油を販売しているショップがありますので、どの油がいいか検討して購入されることをおすすめします。

牛乳など乳製品を避ける

牛乳はカルシウムが豊富で骨を強くするといわれますが逆に骨をもろくするといわれています。

その理由は牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が日本人にはないためだといわれます。

分解酵素がないのに牛乳を飲んでも乳糖に含まれるカルシウムは吸収されません。

それだけではなく牛乳を飲むことで他の食品から摂取したカルシウムまで体外へ排出されます。

そのためカルシウム不足が生じ骨や歯はもろくなり骨粗鬆症の原因にもなります。

また、乳糖を分解する酵素がないため牛乳を摂ると炎症反応を起こします。

また、市販で売られている牛乳は牛の飼育状況も悪いという点が懸念されます。

ほとんどの牛の飼料は遺伝子組み換えのトウモロコシなどの飼料を食べさせています。

牛の成長を促すホルモン剤や病気にならないためワクチン、抗生剤を使って飼育しているのが現状です。

その牛から加工された牛乳やチーズやヨーグルトなどを口にすればそのままわたしたちの身体へも入ってくることは懸念すべき点です。

このような乳製品を摂取すると前立腺ガン、乳ガン、卵巣ガンになるリスクが高くなります。

乳製品を摂るなら放牧されて育つ牛から生産されたものを摂ることをおすすめします。

その場合にも摂り過ぎには注意が必要ですね。

自然に育てられた畜産を選ぶ

青空の下で放牧されてる牛の写真
青空の下で放牧されてる牛の写真

肉には筋肉を作るタンパク質が多く含まれています。

バランス良い食事をするためにも肉を摂ることも必要です。

スーパーなどで市販されている多くの肉は、国産のものもあれば海外から輸入されるものもあり、飼育状況は決して良いものではありません。

牛や豚やニワトリは放牧されることなく狭い場所で育てられ、遺伝子組み換えのトウモロコシなどの穀物を飼料にしています。

よく肥えるようにホルモン剤を投与し、病気にならないようにワクチンや抗生剤を投与しています。

劣悪な環境で育った肉を食べていると人間にも薬による影響が年数が経っていけば身体になんらかの影響が出てくることは否めません。

安全を重視している畜産農家さんは牛や豚やニワトリを放牧させて育てています。

自然のものを農家さんが独自に配合した飼料を食べさこだわりの畜産を生産されています。

牧草で育つグラスフェッドを飼料にして飼育し生産されているところもあります。

このような良質の肉はスーパーには置いないので購入方法はネット通販になります。

認知症状を改善させるために積極的に摂りたい食事

色とりどりの摂りたての夏野菜の写真
色とりどりの摂りたての夏野菜の写真

季節の旬のものを食べる

季節の食材や体調に合わせた食事を摂ることが一番身体に効果をもたらす食事方法だと昔から言われています。

人間の命は祖先からの遺伝子を受け継いでいます。

わたしたちの祖先は季節に摂れた食材に感謝し、自然の恵みをありがたくいただいていたのではないでしょうか。

自然の恵みをいただくことは生きているものを食すわけですから人間の身体や精神を健やかにし生きていくことができます。

夏野菜であるトマトやナスやキュウリなどは年中スーパーで売られています。

魚にも旬に摂れるものがありますが、年中サンマや鮭が売っていることもあります。

いったいなにが旬のものなのかも分からなくなっています。

昔からある季節に摂れた旬のものを食べる習慣を現代では忘れ去られる傾向にあります。

旬に摂れたものはやはりその季節にあった気温や湿度で取れるものなので栄養価も高いです。

昔からある季節の旬のものを食べる食事法を摂ることは大事なことですね。

季節の旬の食べ物の例
【春】たけのこ、山菜(デトックス効果がある)
【夏】豆類、夏野菜
【秋】キノコ、栗
【冬】冬野菜、鍋など

発酵食品を摂る

身体が炎症を起こすと細胞にダメージがあり腸、肝臓、腎叢、肺の機能低下が起こします。

腸内細菌は悪玉菌と善玉菌と日和見菌のバランスが取れていることが大事です。

そのバランスが崩れ悪玉菌が増えると体内に毒素が溜まってしまいます。

発酵食品は糖を分解し過剰な糖の吸収を抑え腸内環境のバランスを良くします。

発酵食品を摂ることで腸内細菌のバランスが良くなり、体内の毒素を減らすことができるのです。

是非、発酵食品を毎日の食事に取り入れてほしいと思いますね、

ヨーグルやチーズなどの乳製品ではなく、味噌、梅干し、納豆、ぬか漬け、奈良漬けなど和風のものを選ぶことをおすすめします。

ただ、納豆菌は非常に強い菌だといわれていますので、納豆を毎日食べるのは良くないともいわれていますので注意が必要ですね。

発酵食品選びもなるべく添加物のないものを選びましょう。

味噌に関してはは原材料である大豆は遺伝子組み換え大豆を使用しているものがあります。

大量生産されている味噌は発酵させるのに添加物を入れ時間を短縮して発酵させています。

味噌は手間ひまをかけて発酵された自然の味噌は美味しいですし、腸のバランスを整えてくれます。

健康維持に欠かせない味噌の効能・効果とは

食物繊維は腸を整え予防に貢献

腸内フローラと大腸のイラスト
腸内フローラと大腸のイラスト

食物繊維もまた腸の中をきれいにし腸内細菌のバランスを整えたり、さまざまな予防効果もあります。

■不溶性食物繊維
植物の繊維であるスジが見られ水に溶けないのが特徴。

ゴボウ、サツマイモ、菜の花、たけのこ、こんにゃく、大豆、ほうれん草などがあります。

【おもな効果】
・咀嚼回数を増やし満腹中枢を抑制
・腸の壁に付着した老廃物や発ガン物質などを腸を刺激し排便を促進
・インスリン抵抗性の改善

■水溶性食物繊維
水に溶けやすく保湿性がありネバネバしてしてるのが特徴です。

ゴボウ、山芋、オクラ、アボガド、海藻類などがあります。

【おもな効果】
・糖質や脂肪の吸収を緩やかにし血糖値やコレステロール値を抑制
・大腸内の善玉菌が増え腸ガンの発生を抑制

水溶性食物繊維の食材は水に溶けた状態で摂取するので、高齢者には効率よく食物繊維が小腸で吸収されやすくなります。

ゴボウは水溶性と不溶性の2つの性質を合わせ持った食物繊維です。

ゴボウや海藻類などは食品添加物や有害ミネラルを体外に排出する効果があります。

他に胆石の予防効果があります。

抗酸化作用があり免疫力をアップ認知症改善に役立つ食事

人間の身体には酸化を防ぐ力は加齢とともに衰えていきます。

体内に取り込んだ酸素は活性酸素となり体内でサビ状態にり酸化させてしまいます。

栄養豊富なビタミン、ミネラル、フィトケミカルが含まれている野菜、キノコ類、海藻類などは抗酸化作用があり酸化を防止する効果があります。

にんじん、大根、サツマイモ、ジャガイモ、玉ねぎなどの根野菜の写真
にんじん、大根、サツマイモ、ジャガイモ、玉ねぎなどの根野菜の写真

ビタミン

ビタミンA・C・Eは抗酸化作用があり酸化を弱める作用があります。

■ビタミンA
うなぎ・タマゴ・チーズ・バター・レバー・カボチャ・にんじんなど

皮膚粘膜の生成、美肌の維持、消化器官、呼吸器官、視覚の機能を正常に維持する働きがあります。

■ビタミンC
パセリ・ブロッコリー・ピーマンなど緑黄色野菜やみかん・イチゴなど

解毒効果を高め、コレステロールやホルモンの代謝を促し、発ガン物質を抑制する効果や免疫を高め、肝臓の解毒だようを高めます。

■ビタミンE
アーモンドやゴマ油・落花生・牛肉・大豆・緑茶・植物油類などがあります。

細胞膜や血球の膜の酸化を抑制したり、細胞の老化を防ぎガンの抑制する働きがあります。

ミネラル

ミネラルにはカルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅・マンガンなど16種類あります。

カルシウムとマグネシウムは重要

人間の身体はカルシウムの約99%骨や歯を形成しています。

残り約1%のカルシウムは血液や筋肉、脳にも役割を果たします。

カルシウム不足が起こると骨粗鬆症・高血圧・動脈硬化・筋肉のしびれ・痙攣症状・うつ・認知症などさまざまな症状がでる原因になります。

マグネシウムはカルシウムの摂取をコントロールする働きがあり、カルシウムの過剰摂取を抑えます。

カルマグをバランスよく摂取しないとてんかんになりやすくなるともいわれます。

認知症の人に摂ってカルマグをバランスよく摂ることは重要といわれます。

マグネシウムはカルシウムをコントロールするこの役割をカルマグの関係といわれています。

カルマグの割合はカルシウム1:マグネシウム1の割合が良いといわれています。

カルマグを上手に摂ることは精神を安定させます。

認知症を改善させるためにカルマグを摂ることは重要な栄養素です。

【マグネシウムを含む食品】
あおさ、わかめ、米ぬか。バジル、ひじきなど
【カルシウムを含む食品】
干しエビ、いわし、さくらエビ、ごま、いわしの煮干し、えんどう豆など

フィトケミカル

ザルに盛られた天然の植物山菜の写真
ザルに盛られた天然の植物山菜の写真

フィトケミカルは最も高い抗酸化作用があり、老化の予防・代謝の促進・免疫力の向上・脳機能の向上・炎症抑制・ガン治療にも効果を発揮する注目される最強の栄養素です。

植物は3億5千年も前から存在し寒暖の変化や日差しの有無などによる栄養不足や厳しい環境を生き抜いてきました。

植物は寒暖の差、感染、ウイルス、カビ、細菌などのストレスがかかると植物のなかのフィトケミカルを発揮し外敵を対処する働きがあります。

フィトケミカルはポリフェノール・含硫化合物・カロテノイド・テルペン類・多糖類の5種類あります。

  ポリフェノール     おもな食材       
 アントシアニン 赤ワイン ブルーベリー ナス 赤しそ    
 イソフラボン      大豆 
※イソフラボンは認知機能を高めます
  リグナン       ごま
フィトケミカル・ポリフェノール分類表


 含硫化合物          おもな食材                 
 スルフォラファン  ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、キャベツ
イソチオシアネート    大根、わさび、からし菜
  アリシン  にんにく、玉ねぎ、ねぎ、にら
フィトケミカル・含硫化合物分類表
 カロテノイド         おもな食材             
  β-カロテン    にんじん、かぼちゃ 
  リコピン      トマト
フィトケミカル・カロテノイド分類表


    多糖類           おもな食材                
  フコイダン     海藻類
  β-グルカン     きのこ類
  イヌリン    ごぼう・玉ねぎ
フィトケミカル・多糖類分類表


  テルペン類          おもな食材                
  リモネン     柑橘類
  メントール     ハッカ
フィトケミカル・テルペン分類表

フィトケミカルは最強の栄養素といえますが、植物だけに偏らずさまざまな食材を摂取することでフィトケミカルの栄養素の力を体内で発揮できるものだと思います。

やはりバランスの取れた食事を摂ることが重要ですね。

認知症を改善させるため食事を見直し行動に移す

古くからの友人に会い散策する老人の写真
古くからの友人に会い散策する老人の写真

現代は苦労することなくお金さえあれば食を得る事ができます。

海外から輸入される原料と添加物を入れた加工食品が大量生産されています。

お金さえあれば安価で購入できますが、そこには人の愛情などなく機械的に作られ栄養どころか身体にどんどん毒が溜まっていくだけの物でしかありません。

経済的負担が掛からないようよう少しでも安い物を買おう思うのはわたしもあります。

しかし、現代の食事情を知ればそれは将来的に自分の身体を痛めつける行為で、逆に病院にかかれば医療費を払い、自分の身体が思うように動けないような苦しさを味わうことになり兼ねません。

オーガニックの野菜や肉、汚染されてない魚介類、無添加の調味料、無農薬のお米など身体に害のない物を取り入れると確かに今までの食費に比べると高くなります。

しかし、全体で家計費を見た時もっと他のことで節約できることはあるのではないでしょうか。

そう考えるをその分を食費に回せるわけです。

良質な食事を摂ることは体内で起きている炎症を抑え身体の機能を正常にします。

もうこれを実践すれば認知症は改善に向かうだけです。

食への知識を持つことはこれからの生き方や考え方が変わり食べ方を変えていき認知症を改善させます。

認知症が改善されれば新たな一歩を踏み出せます。

是非、今までの食生活を見直しできることから始め少しずつ実践されることを願います。

END

最後までこの記事をご覧いただきありがとうございます。

またお会いしましょう。

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