家族の介護負担の軽減と認知症を改善させるための母へのリハビリ治療を行うため、母を家に連れてきました。
一人で認知症の母の介護をするのは大変だと痛感しています。
何より、認知症の人とのコミュニケーションとスムーズに行えないことを痛感しました。
自らの介護体験のお話です。
介護体験・認知症の人の介護は思うように予定を遂行できない
さて今回は、母の介護と認知症改善するためのリハビリの2日目のお話です。
母は言語理解が悪いこともあり、なかなか思うようにコミュニケーションが取れません。
認知症の人との関わり方・接し方・コミュニケーションの取り方
思うように物事が進まず、つい大声を出しまうと母は反発し悪循環に陥ります。
認知症リハビリ専門士として、実際に認知症の人と接してリハビリを行う場合、母のような人とどう接していくのか、母の介護を通して考えさせられました。
母の介護体験を通して、一人で介護することの大変さと、認知症の人とどう接していくのか、課題が浮き彫りになる体験でした。
母はわたしの家に来て慣れていない環境のためか、昨日の深夜から朝方にかけて起きて来ては、また帰ると言い出し止めるのが必死です。
いつも母を介護する家族が、どんなに大変かイライラする気持ちが分かりますね。
今日も母に手こずり、言語機能も悪いのでなかなか言うことを聴いてくれません。
認知症の母をコントロールするかのように、わたしはついつい大きな声を出てしまいます。
するとなおさら母は反発してきます。
母を介護する自らの介護体験2日目は、思うように認知症を改善させるためのリハビリが出来ない状態です。
なかなか思うように予定が遂行できない壁にぶち当たり、身を持って介護のしんどさを感痛感します。
母の認知症を改善させるためのリハビリ治療は思うようにできず、時間がかかり、一日の予定を遂行することができませんでした。
無理にリハビリをやろうとするのがそもそも間違っていますよね。
朝、散歩へ行き、動いただけでも良かったのですよね。
介護体験・認知症の人とのコミュニケーションの難しさを痛感
認知症を改善させるリハビリ療法士として、実際に認知症の人を相手に治療するのは大変だろうとも思います。
認知症を改善させるための治療を、自分本位でやろうとすると認知症の人に伝わってしまします。
認知症を改善させるための治療方法をマニュアル通りにやらなくても、その人にとって気分よくできる方法に変え、取り組めばいいのだと思いました。
無理にリハビリを押し付けても認知症改善には至りませんし。
たとえば、ヨコになってやる頭蓋治療は座ってでも治療することができるのですし。
治療の方法を臨機応変にすればいいのだと自らの介護体験で学びました。
介護体験・介護者は認知症の人から目が離せない
母に夕食後の片づけの手伝いをしてもらった後、ちょっと目を離して奥の部屋にいた隙にいなくなり、慌てて外へ行き母を連れ戻しました。
家にいても目が離さませんね。
認知症の人で外へ出たがるいわゆる徘徊をする人は特に目が離せませんね。
家族や介護施設の人はさまざまな工夫や対策がされていると思います。
実家ではレンタルで玄関にブザー付きマットを敷いています。
夜になると認知症の母は外へ出たいけど、出られない、自由になれないためか、機嫌が悪くなります。
パジャマを着るように言うと、パジャマを丁寧に畳んだりします。
パジャマを着るだけでどだけでかなり時間がかかります。
認知症を介護される家族、介護施設の関係者の方々の苦労をされていることと思います。
母を介護する自らの介護体験はたった1~2日でしたが、貴重な介護体験をしたと思います。
認知症リハビリ専門士として学ぶことが多々ありました。
わたしの母は疲れたようですね、就寝後母はいびきをかいて寝ています。
END
最後まで、この記事をご覧いただき、ありがとうございます。
またお会いしましょう。